top of page
_MG_7693.jpg

皮膚科​の病気

皮膚科の病気について

アトピー性皮膚炎

アトピー

アトピー性皮膚炎の症状は、体調やストレス、食べ物や季節や環境の変化など様々な要因で症状が変化しますので、外用を切らさない様にこまめに通院を行うことが大切です。

当クリニックでは、日本皮膚科学会のアトピー性皮膚炎診療ガイドラインに沿った標準治療を行っています。当院での診療方針など、詳細はアトピー性皮膚炎ページをご覧ください。

帯状疱疹

帯状

帯状疱疹では、みずぼうそう後に神経に潜んでいた水痘帯状疱疹ウイルスが、何年も後に、神経を伝って出てきて、皮膚に赤みと水ぶくれを作ります。みずぼうそうにかかったことが無い人には、みずぼうそうとして感染してしまいます。

臨床症状やギムザ染色や抗原検査を行って診断を行い、抗ウイルス薬内服や外用を行って加療をしていきます。水ぶくれがすべてかさぶたになるまでは、安静加療をおすすめします。

帯状疱疹は、皮膚症状だけではなく、様々な合併症を引き起こすことでも知られています。例えば、頭頸部に出れば顔面神経麻痺や角膜障害や難聴など、また、ウイルスが全身にめぐると脳炎や髄膜炎や全身が水ぶくれだらけの状態(汎発性帯状疱疹)になり、入院での点滴加療が必要になる場合もあります。そのため、合併症やお体の状態によっては、他科や総合病院へご紹介させていただく場合もございます。

水ぶくれが乾いてかさぶたになって帯状疱疹が治癒した後も、潰瘍や皮膚壊死が残る場合や、痛みが長く残ることが多々あります(帯状疱疹後神経痛)。帯状疱疹後神経痛に対しては、鎮痛薬内服での加療を行います。

足爪白癬

足爪白癬

足爪白癬に対して、下記いずれかの内服加療あるいは外用加療を行います。

 

○テルビナフィン内服

計24週間行います。肝障害等の副作用がでるおそれがありますので2週間毎に通院いただき、適時、採血チェックを行いながら治療します。

終了時に検鏡し、陰性であれば以後は4-8週毎に再診して経過観察、その後は、必要に応じて検鏡します。

 

○ネイリン内服

12週間行います。肝障害等の副作用がでるおそれがありますので2週間毎に通院いただき、適時、採血チェックを行いながら治療します。終了時に検鏡し、陰性であれば以後は4-8週毎に再診して経過観察、その後は、必要に応じて検鏡します。

 

○イトリゾールパルス療法

4週毎に採血を行って副作用のチェックを行いながら、1週間の内服を3セット行います。終了時に検鏡し、陰性であれば以後は4-8週毎に再診して経過観察、その後は、必要に応じて検鏡しながら加療の要否を判断します。

 

内服終了後に検鏡で陰性が確認できない場合には、外用開始したり、しばらく期間をおいてから再度内服加療を行ったりします。

 

外用療法

肝機能障害がある方や内服薬の飲み合わせによっては、内服加療が選択できない場合もございます。その場合には、外用療法で加療を行います。

いずれにしても、爪水虫は、治癒までに長期かかり、また一旦治癒してもその後再発することも多々ありますので、根気強く治療を続けて行きましょう。

にきび(顔面尋常性ざ瘡)

にきび

にきびの状態をみて、軽症・中等症・重症それぞれの症状に応じた治療を行います。


基本的に軽症~中等症ではベピオ、ディフェリン、エピデュオ、デュアック、抗生剤外用などでの加療が主体となります。中等症~重症の場合には、ビブラマイシン、ミノマイシン、ファロペネム、クラリスロマイシンなどの抗生剤内服加療を症状に応じて、2~12週間行います。必要に応じて、採血で肝腎機能チェックも行います。

ニキビが増悪する要因としては、ホルモンバランスの影響、毛穴や皮膚常在菌などの皮膚表面の状態、睡眠や栄養などの体の内の状態の影響などがあげられます。


ストレスをため込まないことや食事、栄養バランスと併せて、お肌ケアも非常に大切です。また、妊娠・授乳中には、使用できる外用薬や内服薬が限られますので、妊娠中・授乳中にも安心して使用できるケア製品の販売も取りそろえております。購入希望の場合には、お気軽にご相談ください。

にきびケア製品

にきびケア製品の販売もあります(保険適応外で自費になります)。

 

  • DRX AZAクリア(アゼライン酸)

  • セルニュープラス DR GAローション 

  • セルニュープラス ピーリングソープ など
     

≫料金表はこちら

いぼ(尋常性疣贅、脂漏性角化症、skin tagなど)

いぼ

いわゆる「いぼ」にも色々な種類がありますが、代表的ないぼは、尋常性疣贅や脂漏性角化症です。

 

尋常性疣贅は、「ウイルス性のいぼ」で、自身や他人への感染性のあるいぼです。

脂漏性角化症は、「老化に伴ういぼ」です。

治療として液体窒素凍結療法を行います。液体窒素凍結療法とは、約マイナス196度の液体窒素をいぼにあてる治療です。1回のみではいぼがとれることはほぼありませんので、2-4週ごとに通院が必要になります。また、増大傾向がつよいもの、難治性のものについては、1週間に1回通院いただく場合もございます。

液体窒素をあてた後には、赤みや水ぶくれがでたり、痕や傷やシミが残ります。また、一度とれたいぼが再発することもあるため、治療後も自宅で観察を続けていただき、再燃時には受診いただいて治療を再開する必要があります。

みずいぼ(伝染性軟属腫)

みずいぼ

いわゆる「みずいぼ」は、小児に多く発生し、特に初夏~夏のプールの時期に多くみられます。ウイルス性のいぼですので、自身や他者へ感染します。皮膚が乾燥したり荒れた状態では多発し、掻き壊すことでいぼ周辺へ伝染して増えます。

 

治療としては、水いぼ用ピンセットでつまんで除去します。

小児の方では、ご希望に応じて、痛みを緩和するために処置前に麻酔薬のテープ剤を貼って、時間を置いてから処置することもあります。

麻酔テープ薬を用いての処置については、医師の診察を経た上で行います。対応できる曜日や時間帯が決まっておりますので、受診された際にご相談ください。

かぶれ(接触皮膚炎)の検査(パッチテスト)

かぶれ

日本人に対してかぶれが起きやすいと言われている24種類がセットになっているパッチテストパネル(S)でのパッチテストを行っています(24種類の項目はあらかじめ決まっています)。

秋~冬期の涼しい時期に、貼布を行い、48時間後、72時間後、1週間後に来院いただき、それぞれ判定を行います。パッチテストを行ったことにより新たなかぶれを生じてしまう場合もございます。過去に、かぶれでお悩みになった経験があってパッチテストをご希望される方は、診察時にぜひ医師にご相談ください。

 

*現在パッチテストは一時中止しています。

皮膚腫瘍(ホクロ、粉瘤、そのた皮膚良性腫瘍、皮膚悪性腫瘍など)

皮膚腫瘍

皮膚腫瘍については、必要に応じてダーモスコピーで表面の状態を拡大して観察します。

必要に応じて大学病院や総合病院、近隣の形成外科へ紹介させていただきます。

多汗症(手掌、足底、腋窩など)

多汗

日常生活に支障を来す状態の方には、部位と程度に応じて加療を行います。治療のスタートとして、みょうばん入り制汗剤外用(Dチューブ、Dバー。保険適応外)を行うことが多いです。

それでも効果が得られなくて、日常生活に重大な支障をきたす重症度の高い方については、保険診療にてエクロックゲル(原発性腋窩多汗症治療剤)やプロバンテリン内服などを行うこともあります。

 

・塩化アルミニウム外用液は製造中止となり、販売終了となりました。[2022年7月1日追記]

≫料金表はこちら

円形脱毛症

円形

世間一般では、頭部の円形脱毛症はストレスなどが原因と言われることが多いです。

しかし、内科的な病気の一つの症状として頭部の円形脱毛症が生じる場合もあります。

例えば、膠原病や梅毒や甲状腺機能異常など病気が隠れていることがありますので、採血でチェックを行います。

治療としては、液体窒素凍結療法、カルプロニウム外用などを行います。

AGA(男性型脱毛症 androgenic alopecia

AGA

いわゆる男性型脱毛症(AGA)の治療は、自費診療になります。

当クリニックでの取り扱っている薬剤は以下になります。

  • フィナステリド
    (プロペシアの後発品)
     

  • デュタステリド 
    ザガーロの後発品)

医師の診察を受け、効能や副作用などの説明をしっかりと聞いていただいたうえで、ご希望された方にご購入いただいております。

AGA治療薬の費用は、料金表からご確認ください


*処方には別途、初診料/再診料が発生します

pic_aga.jpg
巻き爪

陥入爪、巻き爪

爪切りでの深爪を契機に陥入爪や巻き爪周囲に爪囲炎を生じることが多く、悪化すれば、爪周囲膿瘍や化膿性肉芽腫を生じ、抗生剤内服やテーピングでの加療が必要になります。

大切なのは、爪切りの時に、深爪をしないこと、スクエアカットで爪を切ることです。

その他 皮膚科で取り扱う疾患

etc

蜂窩織炎、水痘、手湿疹、皮脂欠乏性湿疹、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎、掌蹠膿疱症、尋常性乾癬、水疱症、糖尿病性皮膚潰瘍、うっ滞性皮膚炎、慢性色素性紫斑、等々。

(!)当院で対応が難しいもの

  • エステサロン等の施術可否の判定は行っていません
    (施術に関する医学的情報が得られないため当院では施術可否の判定は行っておりません)

  • 酸やアルカリや薬品によるやけど(科学熱傷)は対応できません

  • その他、症状によっては当院では処置等出来ない場合がございます。
    次のような場合は、事前に受付にお声がけお願いします

    ・マダニ摘除   ・外科的処置   ・ひどい熱傷

予防接種等
(​自費診療)

vaccine
インフルエンザワクチン

ワクチン入荷状況と、開始時期は年によって異なります。接種可能時期が来ましたら、お知らせでご案内させていただきます。期間や料金(自費となります)をご確認ください。

帯状疱疹ワクチン
①水痘・帯状疱疹ワクチン

50歳以上の方を主な対象とした活きたウイルスを注射するタイプの生ワクチンです。
ご病気や治療の内容によっては、接種できない場合もございます。ご希望の方は、お気軽にご相談ください。
 

異なるタイプの帯状疱疹ワクチンであるシングリックスとの相違は、下の表に要点を纏めています。詳しくは看護師、医師にお問い合わせください。 

リレンザ予防投与(受験生の方へ)

受験生とそのご家族のかたの予防のための販売です。内服のタイミングや使用方法や副作用を説明し、ご理解いただいた方がご購入いただけます。基礎疾患やアレルギーによっては、ご購入頂けない場合もございます。

発症したときの治療目的での販売はしていませんので、発症した際には必ず内科を受診するようにしてください。


料金(税込み) 10日分 5,000円(自費)

帯状疱疹ワクチン
②シングリックス 

ウイルスそのものを弱毒化した生ワクチンと異なり、帯状疱疹ウイルスの表面タンパクを標的とした不活化ワクチンです。 

接種対象者は50歳以上、2ヶ月の間隔で2回筋肉注射による接種を行います。

従来用いられてきた水痘帯状疱疹ウイルスに対する生ワクチンより高い予防効果を発揮します。

高価なワクチンですがその予防効果の高さと、免疫不全などの生ワクチンが不向きな人にも接種できる安全性から今後一般的になっていくものと思われます。 

bottom of page